
初めて不動産を売却するときに悩むのが不動産会社選びです。海千山千とも言われる不動産業界。何のツテもなく不動産会社に売却を依頼すると「不利益なことにならないか?」と不安に思うのは当然のことです。
そこで本記事では、初めて不動産売却をしようと考えている方に向けて、不動産会社の探し方や、おすすめの一括査定サービスの選び方を解説します。
目次
- 1 不動産会社の選び方:大手vs地域密着型
- 2 不動産の売却方法:仲介vs買取
- 3 不動産売却におすすめの一括査定サイト13選
- 4 【マンション特化】不動産一括査定サイトおすすめ5選
- 5 地方に強い一括査定サイトは?対応エリア数ランキング
- 6 おすすめの不動産一括査定サイト 提携会社数比較ランキング
- 7 なぜ不動産一括査定サイトを利用すべきなの?
- 8 不動産一括査定サイトが無料で運営できる理由
- 9 不動産一括査定サイトを利用する4つのメリット
- 10 不動産一括査定サイトのデメリットについても考えてみよう
- 11 不動産一括査定サイトの選び方3つのポイント
- 12 不動産売却査定で注目するべき3つのポイント
- 13 不動産売却査定のチェックリスト
- 14 7つのステップでマスターできる不動産売却までの流れ
- 15 不動産を売却すると得られる4つのメリット
- 16 不動産を売却することによる2つのデメリット
- 17 売却の成功は不動産一括査定サイトの活用から
- 18 不動産売却のおすすめ一括査定サイトに関するよくある質問
不動産会社の選び方:大手vs地域密着型
不動産会社は大手と地域密着型の2種類に分類されます。読者の中には「全国展開している大手一択でよい」と思う方も多いかもしれません。しかし、必ずしもそうとは言えないのが不動産業界の面白いところです。
大手不動産会社の特徴
大手不動産会社の特徴は、店舗ネットワークが広く日本全国を営業エリアにしていることです。宣伝や営業の能力が高いため買主を効率よく探してくれる可能性が高く、全国から買主を募りたい場合には強力な味方になるでしょう。
買主を探すのに苦労しそうな地方の物件であっても、都市圏への効果的な告知によって買主を見つけてくれることもあります。こうしたスケールメリットは大手不動産会社の魅力です。
地域密着型の不動産会社の特徴
地域密着型の不動産会社の特徴と言えば、やはりその地域の特性をよく理解していることです。
不動産は動かない資産なのでそれぞれの地域特性が表れやすく、大手といえどもこうした地域に根差した情報力にはかなわない部分があります。親身になって相談に乗ってくれることも多く、大手と比べて劣っているというものではありません。
不動産の売却方法:仲介vs買取
不動産を売却するには仲介と買取の2つの方法があります。ここでは両者の違いについて解説します。
仲介で不動産を売却

仲介は、不動産会社に物件の買主を探してもらう方法です。
物件を不動産市場に流通させるため、妥当な市場価格で売却できる可能性が高いのがメリットです。その一方ですぐに買主が見つかるとは限りません。買主が見つかるまで何度も内覧に対応する必要もあり、手間と時間がかかります。
買取で不動産を売却

買取では、不動産会社が買主となります。買主を探す必要がないため、条件面で合意できればすぐに売却できるメリットがあります。
売却活動をする必要がないため、物件情報の告知も不要です。近隣に売却の事実を知られる心配もありません。
一方、買取は仲介と比べて20〜30%も売却価格が下がってしまうのが一般的です。不動産会社は「仕入れ」のために物件を買い取るためです。利益を確保するには相場よりも安く買い取る必要があります。
不動産売却におすすめの一括査定サイト13選
不動産を初めて売却する人でも利用しやすいのが不動産一括査定サイトです。売却したい不動産の情報を入力するだけで、複数の不動産会社に一括して査定依頼を行うことができます。
ネット上にはたくさんの不動産一括査定サイトがあるので、ここでは代表的なものを13選として紹介します。
| サイト名 | 提携不動産会社数 | 同時査定依頼数 | 対応エリア | AI査定(匿名査定) |
|---|---|---|---|---|
| SUUMO売却査定 | 多数 | 10社 | 日本全国 | なし |
| イエウール | 2,000社以上 | 6社 | 日本全国 | なし |
| すまいvalue | 6社 | 6社 | 日本全国 | なし |
| HOME4U | 約1,800社 | 6社 | 日本全国 | なし |
| LIFULL HOME’S | 3,635社 | 10社 | 日本全国 | 匿名査定あり |
| REGuide | 900社以上 | 10社 | 日本全国 | なし |
| アットホーム | 2,330社 | 5社以上 | 日本全国 | マンションの簡易査定機能あり |
| すまいステップ | 1,000社以上 | 4社 | 日本全国 | 匿名査定あり |
| IESHIL | - | 4社 | 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県) | あり |
| いえうり | 1,397社(仲介)、1,332社(買取) | 10社 | 日本全国 | なし |
| イエイ | 1,700社以上 | 6社 | 日本全国 | なし |
| リビンマッチ | 約1,700社 | 6社 | 日本全国 | なし |
| イエカレ | 400社以上 | 6社 | 日本全国 | なし |
※2022年7月14日時点の情報をまとめています。
(1)同時査定数の多さが魅力の「SUUMO売却査定」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://suumo.jp/baikyaku/
| 提携不動産会社数 | 多数 |
| 同時査定依頼数 | 10社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
リクルートが運営する「SUUMO」の不動産売却査定サービスです。エリアだけでなく沿線や駅など鉄道の交通アクセスから不動産会社を探すことができるのが特徴です。
また、査定を依頼したい不動産会社を選択する際、売りたい物件の地域の不動産会社が一覧で表示され、各不動産会社の地域ごとの売却実績をチェックできます。売却実績が多い不動産会社は経験が豊富であると推測できます。
不動産売却を初めて行う人に向けたコンテンツも充実しており、分からないことのほとんどをこのコンテンツで解決できるでしょう。
(2)提携不動産会社数が2,000社超え「イエウール」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://ieul.jp/
| 提携不動産会社数 | 2,000社以上 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
イエウールは2,000社以上の不動産会社と提携している不動産一括査定サイトです。大手不動産会社だけでなく地域密着型の不動産会社とも多く提携しており、不動産会社を見つけにくい地方の物件でも、イエウールなら買主が見つかるかもしれません。
月間利用者数は2万人を超えます。東京商工リサーチが2022年に実施した不動産一括査定サイトに関するランキング調査(※)では、月間利用者数、提携不動産会社数、エリアカバー率の3部門で調査対象7社中1位となりました。
※「不動産一括査定サービス「イエウール」が、東京商工リサーチ「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」にて、利用者数・提携不動産会社数・エリアカバー率で全て1位を獲得」PR TIMES,2022年4月28日
(3)大手6社が運営する査定サイト「すまいvalue」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://sumai-value.jp/
| 提携不動産会社数 | 6社 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
すまいValueは、大手不動産会社6社が共同で運営を行う不動産一括査定サイトです。東急リバブル、住友不動産販売、三井のリハウス、小田急不動産、三菱地所ハウスネット、野村不動産ソリューションズ(野村の仲介+)が運営しています。
2020年度の成約件数は11万件を超えており、不動産会社を総合力や営業力、スケールメリットで選びたい人にとっては最も効率のよい選択肢です。
(4)NTTグループが運営「HOME4U(ホームフォーユー)」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.home4u.jp/sell/
| 提携不動産会社数 | 約1,800社 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
HOME4Uは2001年にサービスを開始しており、不動産一括査定サイトの中で最も運営歴の長いサイトです。NTTグループのNTTデータ・スマートソーシングが運営していることも、初めて利用する人には安心感につながるのではないでしょうか。
全国の不動産会社約1,800社と提携しており、売却査定件数は累計で45万件を超えています。利用者からのクレームが多い不動産業者を徹底的に排除するスキームが確立している点も魅力です。
(5)圧倒的な提携数と匿名査定が特徴「LIFULL HOME’S」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.homes.co.jp/satei/
| 提携不動産会社数 | 3,635社 |
| 同時査定依頼数 | 10社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | 匿名査定あり |
LIFULL HOME'Sは全国3,000社を超える不動産会社と提携しており、累計のサービス利用者数は800万人を超えます。
特徴は匿名査定の機能があることです。査定依頼する人の個人情報や物件が特定できる情報を入力しなくても査定を受けることができ、「まずは相場をざっくりと知りたい」という方におすすめです。
2021年には、不動産業界向けメディア「不動産会社のミカタ」が発表した「一括査定サイト訪問査定率ランキング」の品質評価2部門で1位を獲得しました。
(6)運営実績16年以上の老舗「REGuide(リガイド)」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.re-guide.jp/assess/
| 提携不動産会社数 | 900社以上 |
| 同時査定依頼数 | 10社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
リガイドは2006年に運営を開始した老舗の不動産一括査定サイトです。独自の審査基準を設けて優良な不動産会社のみを厳選しているのが特徴です。
対応エリアは全国ですが、政令市をはじめとする都市部に強みを持ち、都市部専用の検索リンクも設けています。大手ポータルサイトYahoo!から会員情報をそのまま引き継いで利用できるため、Yahoo!ユーザーにとっては気軽に利用できるサイトです。
(7)大手不動産ポータルサイトが運営「アットホーム」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.athome.co.jp/assess/
| 提携不動産会社数 | 2,330社 |
| 同時査定依頼数 | 5社以上 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | マンションの簡易査定機能あり |
不動産総合情報サイトで有名なアットホームには不動産売却のカテゴリーがあり、その中に不動産一括査定機能もあります。
提携する不動産会社数は2,000社を超えます。最新の売却事例がサイト上に常に表示されており、どんな物件がいくらで売れているのか、どの程度の頻度で取引が成立しているのかをイメージするのに役立ちます。
「不動産売却お役立ち情報」のコーナーでは、不動産の売却に際して知っておくべき知識が体系的に網羅されています。査定依頼のついでに目を通してみてはいかがでしょうか。
(8)厳選された不動産会社に査定依頼が可能「すまいステップ」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://sumai-step.com/
| 提携不動産会社数 | 1,000社以上 |
| 同時査定依頼数 | 4社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | 匿名査定あり |
すまいステップは、不動産一括査定サイトの中でも提携不動産会社の質にこだわっている点が大きな特徴です。売買仲介営業の経験が5年以上であること、累計100件以上の売買仲介の実績があること、相場よりも高い価格で売却できた経験があることなど、厳しい審査に通った不動産会社のみと提携しています。
報告・連絡・相談の徹底やコミュニケーション力の高さ、物件の周辺環境に関する知識、過度な営業電話をしないことなども審査の基準としており、初めて査定依頼をする方でも安心して利用できるでしょう。
提携不動産会社数は決して多くありませんが、不動産会社の質を重視したい方には最適です。
(9)ビッグデータから自動査定「IESHIL(イエシル)」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.ieshil.com/adviser_satei_reservations/prefs/
| 提携不動産会社数 | - |
| 同時査定依頼数 | 4社 |
| 対応エリア | 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県) |
| AI査定(匿名査定) | あり |
イエシルは、首都圏のマンションの売却に特化した不動産一括査定サイトです。約9,000万件の賃貸情報・売買履歴などのビッグデータをもとに価格査定を行っているのが特徴で、マンション名を検索するだけで現在の市場価値を知ることができます。
ユニークなのが、公立校の学区からマンションを探すことができる機能です。通学できる公立校は原則、住所によって決められています。子どもの教育のため、学区にこだわってマンションを選びたい方にはより精度の高い検索ができるでしょう。
(10)会いたいと思った不動産会社にのみ情報開示「いえうり」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.ieuri.com/
| 提携不動産会社数 | 1,397社(仲介)、1,332社(買取) |
| 同時査定依頼数 | 10社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
いえうりは、「入札競争」という独自のシステムを採用しており、各不動産会社が算出した価格を順位付して売主に提示するのが特徴です。
一括査定サイトと異なり、査定時には個人情報は開示されません。売主が交渉したいと思った不動産会社にだけ開示される仕組みになっているため、意図せぬ電話がかかってきたり、過度な営業攻勢に悩まされたりすることがありません。
仲介だけでなく買取に対応していることも他の一括査定サイトにはない特徴です。
(11)イエローカード制度で悪徳業者を排除「イエイ」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://sell.yeay.jp/
| 提携不動産会社数 | 1,700社以上 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
イエイは、10年の運営歴がある不動産一括査定サイトです。利用者からの評価が低い不動産会社は解約される「イエローカード制度」があるのが特徴です。
このほか、他社にはない独自のサービスとして「お断り代行」が挙げられます。「査定してもらった不動産会社に断りの連絡を入れるのが煩わしい」といった方に向けて、イエイが代わりに断りの連絡をしてくれます。
年間400万人以上の利用実績がある大手サイトなので、選択肢として持っておきたいサイトの1つです。
(12)メッセージアプリのような使い勝手「リビンマッチ」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.lvnmatch.jp/sell/
| 提携不動産会社数 | 約1,700社 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
リビンマッチは、メッセージアプリのLINEに近いような操作感で、会話形式で回答していくだけで査定依頼できることが特徴です。最短45秒で必要な情報入力を完了できます。
不動産会社と成約した場合、その内容について電話取材を受けることで2,000円分や1万円分のギフトカードがもらえるプレゼントキャンペーンもあるのもユニークな点です。
また、マンションや戸建て住宅だけでなく土地の売却にも対応しているほか、買取や任意売却についても査定依頼を出すことができます。
(13)売却以外の活用法も一緒に査定依頼「イエカレ」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://plus-search.com/fudousanbaikyaku/
| 提携不動産会社数 | 400社以上 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
不動産の売却方法には仲介と買取がありますが、イエカレでは査定申込時に仲介と買取のどちらかを選択することができます。仲介と買取にはそれぞれメリットとデメリットがあることはすでに述べた通りですが、売却に際しての意向や事情に合わせて使い分けられるのはメリットでしょう。
また、イエカレには電話サポートがあります。不動産の売却意外にも幅広いサービスを提供していることから、売却だけではなく所有物件を貸したい、管理会社を変更したいといった多岐にわたる相談も受け付けています。まだ売却するかどうか決めていない段階からでも気軽に相談できる窓口として活用できます。
【マンション特化】不動産一括査定サイトおすすめ5選
不動産の売却を考えている方の中には、マンションの売却を想定している方も多いでしょう。ここではマンションに特化した不動産一括査定サイトを5つ紹介します。マンション名だけで検索できるなどマンション売却に特化した便利なサービスが目白押しなので、ぜひこちらもチェックしてみてください。
(1)AI査定とPRO査定の2段階サービス「マンションナビ」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://t23m-navi.jp/
| 提携不動産会社数 | 2,500社 |
| 同時査定依頼数 | 9社(売買6社+賃貸3社) |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | あり |
マンションナビは、マンション名を入力するだけでAIが算出した価格相場を知ることができるのが特徴です。東京23区、大阪府、名古屋市、福岡市のエリアページでは、対象エリアにおける平均価格や平均平方メートル単価、新規売り出し件数の前月比・前年比がまとめられており、売却タイミングを判断するのに役立ちます。
AIによる査定はあくまでも簡易的な査定なので、さらに正確な売却査定を受けたい場合は「PRO査定」を申し込むことによって不動産会社の意見を聞くこともできます。
(2)AI査定で売却相場がわかる「IESHIL(イエシル)」
| 提携不動産会社数 | - |
| 同時査定依頼数 | 4社 |
| 対応エリア | 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県) |
| AI査定(匿名査定) | あり |
マンションに特化した一括査定サイトとして高い知名度を誇るのが、このイエシルです。約9,000万件の賃貸情報、売買履歴などのビッグデータをもとに、最新の相場価格を瞬時に提示してくれます。
不動産会社に依頼するにあたり、不安に感じることを解決するための無料サポートがあるのもユニークです。子どもの教育のため、マンションを小学校の学区で選ぶ人が多いことを受けて、「学区から探す」機能も備えています。
(3)年間利用者数は業界ナンバーワン「イエウール」
| 提携不動産会社数 | 2,000社以上 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | 無し |
イエウールは、提携している不動産会社数が2,000社以上あり、月間利用者数は2万人を超えます。提携不動産会社は、全国各地の不動産会社で構成されています。大手不動産会社はもちろん、地域密着型の不動産会社も多く含まれており、大手と地域密着型の不動産会社を織り交ぜて一括査定依頼をすると幅広い視点で提案を受けられます。
また、イエウールには利用者からのクレームが多い不動産会社は契約を解除する制度が設けられているため、あまり名前を聞いたことがない不動産会社でも安心して査定依頼できます。
(4)ネット上の手続きで完結可能「HowMa(ハウマ)」

出典:公式サイト
【公式サイト】https://www.how-ma.com/
| 提携不動産会社数 | - |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | あり |
ハウマは、簡易査定から売却までの全てをネット上の手続きだけで完結できるサイトです。不動産会社とのやり取りもハウマのサイトを通じて行われるため、個人情報が提供されることはなく、営業電話が頻繁にかかってくることもありません。
戸建て住宅にも対応しているサイトですが、マンションの売却に豊富な実績を有しています。
忙しくて不動産の売却にあまり時間をかけられない方、売却が本決まりになっているわけではなく「とりあえず相場を知りたい」という方に最適です。
(5)不動産会社の質を重視「すまいステップ」
| 提携不動産会社数 | 1,000社以上 |
| 同時査定依頼数 | 4社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | 匿名査定あり |
すまいステップは、マンションを含む幅広い不動産の売却査定ができる一括査定サイトです。マンションや戸建て住宅、土地などに加え、オフィスビルの区分所有物件にも対応しています。
厳しい審査をクリアした不動産会社しか加盟できないシステムになっているため、不動産会社の質を重視する方にはおすすめのサイトです。依頼者とコミュニケーションをしっかり行っているかどうかも審査基準になっているため、売却を依頼した後のサービス品質も優れた業者のみが掲載されています。
地方に強い一括査定サイトは?対応エリア数ランキング
多くの種類がある不動産一括査定サイトですが、方向性や特徴はサイトによってさまざまです。ここでは、対応エリア数が多い一括査定サイトをランキングで紹介します。地方物件の売却を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
1位:イエウール(1,803市町村)
| 提携不動産会社数 | 2,000社以上 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応市町村数 | 1,803(2020年7月時点) |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | 無し |
イエウールは、東京商工リサーチが2022年に実施した不動産一括査定サイトに関するランキング調査(※)で、対応エリア数が調査対象7社中1位を獲得しました。対応エリア数は2020年7月時点のデータでは1,803市町村に及びます。
同調査では、月間利用者数と提携不動産会社数でもイエウールが1位を獲得しています。不動産の流通量が少ない地方の物件であっても利用しやすいと言えるでしょう。
※「不動産一括査定サービス「イエウール」が、東京商工リサーチ「不動産の一括査定サイトに関するランキング調査」にて、利用者数・提携不動産会社数・エリアカバー率で全て1位を獲得」PR TIMES,2022年4月28日
2位:イエイ(1,380市町村)
| 提携不動産会社数 | 1,700社以上 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応市町村数 | 1,380(2020年7月時点) |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
対応エリア数で2位にランクインしたのは、イエイです。掲載不動産会社数は1,700社以上あり、地域に密着した業者も多く含まれています。創業から10年が経過した業界の「老舗」であり、累計利用者数が400万人を突破している安定感のある一括査定サイトです。
不動産売却が初めての方向けに、専門知識を持ったスタッフを配置している点も安心感があります。不動産取引に慣れている方でなければ、不動産の売却はおろか不動産会社とのやり取りについても不安を感じる方は多いと思います。そんな不安を解消するサービス体系になっていることも、イエイの人気を支えているのでしょう。
3位:リビンマッチ(1,350市町村)
| 提携不動産会社数 | 約1,700社 |
| 同時査定依頼数 | 6社 |
| 対応市町村数 | 1,350(2020年7月時点) |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | なし |
対応エリア数で3位にランクインしたのは、リビンマッチです。対応エリア数は2020年7月時点で1,350市町村に及びます。掲載不動産会社数は1,700社以上あり、日本全国を満遍なくカバーしています。
リビンマッチは情報の入力方法がユニークで、メッセージアプリ「LINE」のようにチャット形式で必要な情報を入力できる仕組みになっています。こうしたアプリを使い慣れている方にとっては使い勝手が良いのではないでしょうか。
個人情報の取り扱いに関するプライバシーマークを取得しており、情報漏洩への対策も万全です。
おすすめの不動産一括査定サイト 提携会社数比較ランキング
ここでは、数ある不動産一括査定サイトの中から提携不動産会社数の多い順にランキングします。
1位:ホームズ不動産売却(3,635社)
| 提携不動産会社数 | 3,635社 |
| 同時査定依頼数 | 10社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | 匿名査定あり |
掲載不動産会社数で1位になったのは、LIFULL HOME’Sの不動産売却です。掲載数は2022年7月時点で3,635社となっており、数ある不動産一括査定サイトの中でも唯一の3,000社超えです。とにかく多くの不動産会社を選択肢にしたい、地方の物件売却に使いたいので間口を広げたいという方は、このホームズ不動産売却の利用を検討してみるとよいでしょう。
マンションや戸建て住宅、土地に加えて投資用の不動産物件や倉庫、工場なども査定依頼することが可能なので、自宅以外の不動産売却を検討している方にとっても利用価値は高いでしょう。
不動産会社からの営業電話が殺到することに不安を感じる人に向けて、匿名査定サービスも提供しています。初めて利用する場合はこの匿名査定から始めてみてはいかがでしょうか。
2位:アットホーム(2,330社)
| 提携不動産会社数 | 2,330社 |
| 同時査定依頼数 | 5社以上 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | マンションの簡易査定機能あり |
2位は、不動産総合情報サイト・アットホームの不動産売却向け一括査定サービスです。掲載数は2022年7月時点で2,330社となっています。
「最新売却事例」の欄に刻一刻と新しい売却情報が表示されるのが特徴です。類似物件があれば費用感の参考になりますし、物件の動きを実感できます。
マンションの売却については簡易査定機能があるので、マンション名を入力するだけで大まかな相場を知ることができます。
3位:SUUMO不動産売却
| 提携不動産会社数 | 多数 |
| 同時査定依頼数 | 10社 |
| 対応エリア | 日本全国 |
| AI査定(匿名査定) | 無し |
3位は、リクルートが運営するSUUMOの不動産売却査定サービスです。SUUMOは不動産ポータルサイトでもあり、マリモのようなキャラクターが登場するテレビCMでもおなじみです。
不動産ポータルサイトの豊富な運営ノウハウを生かし、不動産会社を効率よく探せる機能が秀逸です。
不動産売却に役立つ情報の発信にも力を入れており、不動産売却の流れや注意点などを学ぶことができます。
なぜ不動産一括査定サイトを利用すべきなの?
本記事では不動産一括査定サイトも含めて、査定サイトの利用を推奨しています。なぜ一括査定サイトを利用するべきなのでしょうか。その理由は2つあります。
理由1:適正価格が分かるから
一つ目の理由は、複数の不動産会社から意見を聞くことで適正価格や相場が分かるからです。不動産売却では最初の売り出し価格がとても重要なので、適正価格を知ることは売却の成功に直結します。
理由2:業者間に競争原理が働くから
二つ目の理由は、複数の不動産会社に依頼することで競争原理が働くことです。一括査定サイトを通じて査定依頼をすると、他社にも依頼していることが分かるため、不動産会社が本腰を入れて査定してくれる可能性が高くなります。
不動産一括査定サイトが無料で運営できる理由
不動産一括査定サイトはたくさんありますが、その全てが無料で利用できます。なぜ無料で運営できるのでしょうか。その仕組みを解説します。
不動産一括査定サイトは不動産会社の手数料で運営されている
不動産一括査定サイトを運営している会社は、不動産会社に見込み顧客を送客した手数料を収入源としています。そのため、査定依頼をする利用者に費用は発生しません。
無料で利用できることに警戒感を持つ方もいると思いますが、査定の依頼段階ではどの一括査定サイトも完全無料です。
掲載不動産会社が増えると一括査定サイトは発展する
不動産会社から見ると一括査定サイトは顧客を獲得するための「導線」です。一括査定サイトが積極的に集客してくれるおかげで自社に査定依頼が増えるので、不動産会社は利用者の多いサイトに加盟しようとします。
多くの一括査定サイトは成果報酬制になっているので、提携不動産会社となるだけで料金が発生することはありません。利用者から査定依頼があれば1件あたりいくら、そこから売却の依頼を獲得したら1件あたりいくら、といったように成果報酬を支払う仕組みになっています。
この関係性から、一括査定サイト側としても提携不動産会社が多いほどサイトが発展するので、提携不動産会社数を競い合っているわけです。
不動産一括査定サイトを利用する4つのメリット
不動産一括査定サイトを利用すると、どんなメリットが得られるのでしょうか。4つのメリットを利用者の目線で挙げていきます。
メリット①:一度の入力作業で複数の不動産会社に依頼できる
1社ではなく複数の不動産会社に査定依頼を出すのがセオリーだといっても、同じ作業を複数の不動産会社に対して行うのは手間と時間がかかります。その点、一括査定サイトであれば一度の手間で6社、10社といったように、サイトで設定されている数だけ査定依頼を同時に出すことができます。
メリット②:不動産会社のツテがなくても大丈夫
不動産を初めて売却しようと考えている方は、不動産会社のツテがないことがほとんどでしょう。そんな人にとって「不動産会社を探す」という作業は何から始めればよいのか困ってしまうところです。
不動産一括査定サイトには、サイトによって差はあるものの数百、数千といった規模の不動産会社が提携しているところが多く見られます。これだけの不動産会社を候補として比較検討できるサービスはほかになく、不動産一括査定サイトを利用する大きなメリットと言えるでしょう。
メリット③:不動産会社同士の比較が簡単
査定依頼を出すと、不動産会社から査定の結果が届きます。同じ不動産一括査定サイトを利用して同時に査定依頼を出すと、ほぼ同時期にその結果が返ってきます。短期間で比較検討に必要な材料がそろうので、効率よく比較検討ができます。
しかも同じ一括査定サイトから査定依頼を出すと全く同じ情報がそれぞれの不動産会社に届くので、同じ条件をもとにした査定結果が出そろいます。比較検討は条件をそろえることが鉄則なので、これも一括査定サイトのメリットです。
メリット④:「相見積もり」の効果が得られる
一括査定サイトを経由して査定依頼を出すと、依頼を受けた不動産会社は査定サイト経由の依頼であることが分かります。そのため、業者間に競争原理が働き、本腰を入れた査定や提案が期待できます。
依頼を取り付けるために少しでも高く売却する方法を考えてくれるでしょうし、提案の内容が自ずと良くなります。この「相見積もり」の効果こそ、不動産一括査定サイトを利用する最大のメリットだと言えます。
不動産一括査定サイトのデメリットについても考えてみよう
メリットの一方で、不動産一括査定サイトを利用することによるデメリットもあります。ただし、サイト側もデメリットを認識した上でさまざまな対策を取っています。それでは順に見ていきましょう。
デメリット①:しつこい営業電話が来る可能性がある
すでに解説したように、一括査定サイトは不動産会社から支払われる送客手数料などで運営されています。不動産会社としては投資に見合ったリターンを求めて、査定依頼を受けた人から売却の依頼を取り付けようとして「努力」するはずです。
この「努力」が行き過ぎると、依頼を取り付けたいあまりに過度の営業電話をかけてしまい、利用者の満足度を下げてしまいます。
サイト側もこの問題を認識しており、しつこい営業電話などで苦情が多い業者を解約したり、匿名査定を受けられるようにしたりするなどの対策を講じています。
デメリット②:地域によってサービス品質にばらつきがある
不動産会社は事業の性格上、不動産取引が活発な大都市圏に集中する傾向があります。「タウンページデータベース」によると、10万人あたりの不動産業者数が最も多いのは東京都の131.24件、2位は大阪府の104.72件となっています。一方、47位は岩手県の41.33件、46位は秋田県の43.60件で、100件を超える東京都・大阪府と比べると半分以下となっています。
(参考:「今、不動産取引業が一番多いのは何県?」タウンページデータベース)
こうした不動産会社の偏在は不動産一括査定サイトのサービス品質にも影響を与えており、売却したい物件の地域によっては満足度の高いサービスを受けられないかもしれません。
本記事では提携不動産会社数やカバーしているエリア数のランキングを紹介しているので、地方の物件を売却したい場合はこうしたランキングも参考にして利用するサイト選びに役立ててください。
不動産一括査定サイトの選び方3つのポイント
本記事でも10サイト以上の不動産一括査定サイトを紹介していますが、実際にはもっと多くのサイトがあります。これだけたくさんあると売却にあたってどこを利用するべきなのか迷ってしまいそうです。たくさんある不動産一括査定サイトから目的に合ったサイトを選ぶ方法について、3つのポイントを解説します。
(1)簡単に入力できるか
不動産一括査定サイトは、各サイトともに入力作業の簡単さや手軽さ、所要時間の短さをアピールしています。例えば、入力項目を極力減らして手間を省いているサイトや、リビンマッチのようにメッセージアプリ形式にして会話をするように質問に回答していくと情報が入力できるサイトもあります。
操作性については好みの問題もあるので、自分に合った方法で入力できるサイトを選ぶのがよいでしょう。
(2)実績は十分か
「実績」は不動産会社の実力を知るうえで重要な指標です。不動産一括査定サイトについても同様で、これまでにどれだけの査定依頼を受けてきたのか、売却実績を積み上げてきたのかも重要なポイントです。各サイトともに実績数を具体的な数値で公表しているので、実績数が多いサイトを選ぶのが無難です。
実績数に加えてサイトの運営年数にも注目するとよいでしょう。「長く運営している=多くの利用者から支持されている」「売却実績が多い=売却力のある不動産会社が多い」といった推測が成り立ちます。
(3)早く売却できるか
不動産を売却する人の事情はさまざまですが、早く売却(現金化)したいというのがほとんどの方に共通するニーズでしょう。その点で比較するのであれば、大手の不動産会社が多く掲載されている一括査定サイトがおすすめです。大手ならではの情報力や売却力、ネットワークが生かされるからです。
この点では、大手不動産会社6社が共同で運営を行う、すまいValueのスケールメリットが早期売却に威力を発揮するでしょう。他のサイトについても売却までの平均期間を公表しているところがあるので、比較検討してみましょう。
不動産売却査定で注目するべき3つのポイント
不動産一括査定サイトを利用するのにあたって、知っておくべき3つのポイントをまとめました。査定依頼を出す前と査定依頼時、そして査定結果が届いてからの3段階において意識しておくべきことがあります。
ポイント①:【査定依頼前】売却する物件の相場
売却を成功させるためには、売りたい物件の価格相場を知る必要があります。正確な相場観がなければ適切な売出価格を設定できないので、査定依頼前に自分でも調べておくことをおすすめします。
国土交通省の「不動産取引価格情報検索」を利用すると、実際に行われた不動産の取引価格を調べることができるので、近隣の類似物件がないか調べてみてください。
このほかにも、不動産ポータルサイトで売りに出ている類似物件の価格から、売却価格を推測する方法も有効です。
ポイント②:【査定依頼時】不動産会社の売却実績
不動産会社には、「売買に強い不動産会社」「賃貸専門の不動産会社」といったように、それぞれ得意分野があります。不動産の売却を任せるにあたって重視したいのは、「売買に強い」ことを証明できるだけの実績があるかどうかです。
不動産一括査定サイトの中には、例えばSUUMOのように売却実績など不動産会社の実力が分かる情報を開示しているところもあります。こうした情報もしっかりと精査しながら売却を任せられるかどうかを見極めてください。
ポイント③:【査定依頼後】査定結果の精査
一括査定サイトを利用すると、各社から査定結果が届きます。同じ条件で査定をしているため似通った内容になるとは思いますが、その中に突出して良い価格を提示している不動産会社が混ざっていることがあります。相場を逸脱した価格で売れることは普通ないにもかかわらず高値を提示しているのは売、却の依頼を取り付けるための「おとり」かもしれません。
こうした不動産会社に売却を依頼しても提示している高値で売れる可能性は低いので、「相場通りであるか」「その提示価格に明確な根拠があるか」を軸に比較検討するのがよいでしょう。
不動産売却査定のチェックリスト
不動産売却査定にあたって注意したい5つの点をリストにまとめました。1つずつチェックして不動産の売却を進めていきましょう。
チェック項目①:いつでも売れる状態にしておく
不動産の売却査定を依頼し、さらに不動産会社と媒介契約を締結した場合、さっそく売却に向けて動き出すことになります。買主候補が内見に訪れたり、すぐに売却の話が進んだりすることがあります。
そのため、売却査定を出す時点で「いつでも売れる状態」にしておくことが重要です。家の中をしっかりと清掃しておくのはもちろん、庭付きの家を売却する場合は庭の手入れをしておくこともおすすめします。
チェック項目②:リフォームやリノベーションは慎重に
家を高く売るために、リフォームやリノベーションをして付加価値を高めることは、場合によっては有効かもしれません。しかしリフォームやリノベーションには工事の費用がかかります。その費用以上に高い価格で売れるのであれば無駄になりませんが、その逆だと何もしなかったほうが良かったことになります。
この点は売却の戦略によって判断が分かれるので、売却を依頼する予定の不動産会社に相談してどちらを選択するべきかを決めましょう。
チェック項目③:査定価格=売出価格ではない
不動産会社から提示される査定価格は、あくまでも売出価格を決めるための参考情報です。査定価格と売出価格はイコールではないので、注意してください。
不動産の売却では、少しでも高く売りたい売主と少しでも安く買いたい買主の間で価格交渉が行われます。ある程度の価格引き下げに応じることが早く交渉を成立させるコツでもあるので、それを見越して少し高めの売出価格を設定しておくのがセオリーです。
チェック項目④:不具合はしっかり開示
自宅を売るのであれば、不具合や気になる部分が分かっているはずです。たとえ些細な不具合であっても、「売るときにはバレないだろう」と告知しないのは後日トラブルの原因になります。
不具合を告知せず売却し、後に発覚すると契約不適合責任を問われる恐れがあります。契約不適合責任とは、かつて「瑕疵担保責任」と呼ばれていた民法上の売主責任です。認識している不具合などを告知していない場合、後から賠償を求められることになってしまいます。
チェック項目⑤:査定価格が高すぎる不動産会社は要注意
不動産一括査定サイトを利用すると、複数の不動産会社から査定結果が届きます。中には相場と比べて「高すぎる査定価格」を提示する不動産会社がありますが、この場合は注意が必要です。売却の依頼を取り付けたいあまりに、単に自社に誘導するために設定した「おとり価格」の可能性があるからです。
こうした営業手法をとる不動産会社が誠実な売却活動をするとは考えにくく、その価格に明確な根拠が示されているかどうかを必ず確認するようにしましょう。
チェック項目⑥:査定額と売出価格、売却額はイコールではない
不動産会社が提示している査定価格が売出価格とイコールではなく、さらに最終的な売却額でもないことが大半です。査定価格はあくまでも不動産市場から得られた相場を知るためのものなので、混同しないようにしましょう。
このあたりの説明があいまいな不動産会社も中にはあるので、利用者側で十分理解した上で査定依頼を出すことをおすすめします。
7つのステップでマスターできる不動産売却までの流れ
不動産の売却を思い立ってから売却を完了するまでには、大きく7つのステップがあります。この7つのステップを時系列で解説しますので、不動産の売却を完了するまでの大まかな流れをつかんでおいてください。
ステップ①:ローン残高の確認
住宅ローンを利用して購入した家を売る場合、最初にローン残高を確認しましょう。その理由は、ローンが残った状態のままだと家を売却できないからです。現在ある手持ちのお金でローンを完済できるのであれば、完済してから売却査定に出すのが無難です。
手持ちのお金だけで完済が難しい場合は、売却した代金で完済できるかどうかも調べる必要があります。そのためには家がいくらで売れるのかを知る必要があるため、正確な売却査定が重要になります。
ステップ②:大まかな相場を調査
不動産会社に査定依頼をする前に、自分でも大まかな相場をつかんでおきましょう。不動産会社からの査定結果を理解しやすくなりますし、不動産会社に何もかも丸投げすることによって損をしてしまうリスクも解消できます。
大まかな相場を知る方法はいくつかあります。国土交通省の「不動産取引価格情報検索」で近隣の類似物件の取引価格を調べるほか、不動産ポータルサイトで売りに出されている近隣の物件の売り出し価格を参考にするとよいでしょう。
ステップ③:不動産一括査定サイトで査定依頼
ステップ③からは、いよいよ不動産会社への査定依頼です。本記事で紹介している不動産一括査定サイトから好きなものを選んで、査定依頼を出してみましょう。
査定依頼を出す方法はサイトによってさまざまですが、入力する情報はおおむね同じです。査定結果がより正確になるよう、物件に関する情報はできるだけ正確かつ詳細に入力するようにしましょう。
ステップ④:必要書類の準備
査定依頼を出したら、実際の売却手続きを進める段階に備えて必要書類をそろえておきましょう。不動産の売却においては、主に以下の書類が必要になります。
・登記簿謄本(登記事項証明書)
・家を購入した時の売買契約書
・家を購入した時の重要事項説明書
・登記済み権利書(登記識別情報)
・土地測量図、境界確認書
・固定資産税納税通知書、固定資産税評価証明書
(マンションを売る場合)
・マンション管理規約
・マンション維持費関連の書類
・耐震診断報告書
これらの書類以外で必要な書類がある場合は、売却を依頼した不動産会社がサポートをしてくれるので、そのアドバイスに従ってそろえていけば問題ありません。
ステップ⑤:不動産会社と媒介契約を締結
売却活動を依頼する不動産会社を決めたら、その不動産会社と媒介契約を締結します。媒介契約には3つの種類があるので、この中から最適なものを選びます。
<媒介契約の種類と契約内容>
| 契約形態 | 契約内容 |
|---|---|
| 専属専任媒介契約 | 1社だけに仲介を依頼し、売主自身が買主を探すことはできない。不動産会社には1週間に1回以上の報告義務がある。 |
| 専任媒介契約 | 1社だけに仲介を依頼するが、売主自身が買主を探すことはできる。不動産会社には2週間に1回以上の報告義務がある。 |
| 一般媒介契約 | 複数の不動産会社に仲介を依頼できる。不動産会社に報告義務はない。 |
契約内容を見ると、上にいくほど厳格な媒介契約であること分かります。早期に売却したいと考えている場合は専属専任媒介契約を選ぶのが適切でしょう。ただし自分で買主を見つける可能性がある場合(隣地の所有者や身内など)は、専任媒介契約にしておくのが無難です。
ステップ⑥:買主と売買契約を締結
売却活動の結果、買主が見つかって価格や条件面での合意に至ったら、いよいよ売買契約です。売却する不動産の情報や価格、条件などを記載した契約書を作成し、双方が1通ずつ保有することで契約が成立します。先述したように、この時点で気づいている不具合などについてはきちんと開示して契約書面に残しておくようにしましょう。
こうすることで、後になって不具合が発生したことによる契約不適合責任を問われるリスクがなくなります。
ステップ⑦:物件の引き渡し
不動産の売却代金の決済が完了したら、物件の引き渡しを行います。書類上だけでなく実際に物件を引き渡すことになるので、この引き渡し以降は売却した不動産に勝手に出入りすることはできません。
住宅ローンが残っていた家を売却した場合は、残債の決済とともに金融機関が設定していた抵当権の抹消手続きを行います。この手続きは不動産会社が手配した司法書士が行ってくれるので、全て任せておけば問題ありません。
不動産を売却すると得られる4つのメリット
そもそも、不動産を売却するのは何のためでしょうか。ここでは不動産を売却することで得られる4つのメリットについて解説します。現在不動産の売却を検討している方の多くは、このうちのいくつかのメリットが売却の目的になっているはずです。
①不動産を現金化できる
今さら言うまでもないことですが、不動産を売却すると現金が手に入ります。不動産の売却を検討している方のほとんどは、現金化が目的の一つになっていると思います。
グレードの高い家に住み替えをする場合の資金の足しになりますし、住宅ローンの支払いが難しくなった場合は家を売却することでローンを完済できる可能性があります。
お金が必要になる理由や事情はさまざまですが、不動産を売却することによって得られる現金でその目的を達成できます。
②維持費から解放される
不動産は保有しているだけでコストが発生する財産です。マンションであれば修繕積立金や共益費、管理費などが発生しますし、土地を保有しているだけでも固定資産税が課税されます。戸建て住宅であれば、その家を維持するコストも必要になるでしょう。
その不動産を使っているのであれば必要なコストとして納得もできますが、使っていない不動産であってもコストが発生するのは納得できない方も多いのではないでしょうか。それなら売却して維持費から解放されるというのも大きなメリットの一つです。
③所有していることのリスクを解消できる
不動産は所有しているだけで多くのリスクと隣り合わせです。空き家を所有していると不良少年のたまり場になったり、ホームレスが住み着いたりするなどのリスクがあります。最悪の場合は火災につながり、近隣に延焼してしまうことで責任を負わなければならない恐れもあります。
あるいは、台風で吹き飛ばされた屋根材が近隣の家に当たり、修繕費を請求されることもあるでしょう。使わない不動産を所有していることのリスクは数えきれません。
売却してしまえば、こうしたリスクを全て解消できます。
④資産価値があるうちに売り抜けられる
不動産の市場価値は、経年劣化などによって低下していきます。使う予定のない不動産の場合、資産価値の目減り分だけ損をし続けることになります。
使う予定がない不動産は、まだ資産価値があるうちに売却してしまうのが最善です。資産価値が低下してから売るよりも有利な取引ができる可能性が高くなります。
不動産を売却することによる2つのデメリット
不動産を売却することによるデメリットについて解説します。売却に伴うデメリットで留意しておくべきことは2つあります。
①うまく立ち回らないと損をする恐れがある
おそらくほとんどの人にとって、家(不動産)は人生最大の買い物であり、売却するときには人生最大の売り物となるでしょう。それ故に知らないことも多いわけですが、不動産には正しい売り方があります。売り方を理解していない場合、相手方や不動産会社に有利な取引になってしまい損をする恐れがあります。
こうした事態を避けるためにも、本記事では不動産一括査定サイトの利用を推奨しています。複数の不動産会社から査定価格の提示を受けられるのと同時に、業者間に競争原理が働くことで不利な取引を回避できます。
②売却するにもコストが発生する
不動産を現金化できて維持費から解放されるのが不動産売却であると述べましたが、不動産を売却する際に発生するコストは避けられません。不動産会社に買主を探してもらって売却した場合は仲介手数料が発生します。それ以外にも契約書を作成するための印紙税、家を売ったことによって利益が発生した場合は譲渡所得税など、手数料や税金などは必ずかかります。
コストによっては売却代金を受け取る前に発生するものがあるので、数十万円程度の現金を売却コストに備えて用意しておいたほうが無難です。
売却の成功は不動産一括査定サイトの活用から
不動産の売却が初めてで不動産会社のツテがない人にとって、どうやって売れそうな価格を調べるのか、誰に売却を依頼するのかといったことは大きな問題です。不動産一括査定サイトはこうした問題を一挙に解決し、売却を成功させるための重要なツールです。
希望する時期までに、希望する価格で不動産を売却するためにも本記事で紹介している不動産一括査定サイトを大いに活用して、安心して売却を任せられる不動産探しに役立ててください。
不動産売却のおすすめ一括査定サイトに関するよくある質問
Q.大手不動産会社と地域密着型不動産会社の特徴は?
大手不動産会社には全国展開しているネットワーク力と、それに裏づけられた顧客数の多さ、さらには保証制度が充実しているなどのメリットがあります。
地域密着型の不動産会社には、その地域特有の不動産事情や地元有力者との人脈など、地域によっては大手よりも強さを発揮していることが少なくありません。その地域だけが営業エリアなので親身になってもらえる可能性が高く、両者ともにメリットがあります。
ほとんどの不動産一括査定サイトには、大手不動産会社とそれぞれの地域に密着した不動産会社の両方が登録しています。そのため、どちらの不動産会社のメリットも受けることができるでしょう。
Q.おすすめの不動産売却一括査定サイトの選び方は?
できるだけ早く売却したい、地方の物件を売却したい場合は、ネットワーク力に優れた大手不動産会社がたくさん登録されている不動産一括査定サイトを検討してみるとよいでしょう。大手不動産会社があまり取り扱わないような物件を売却したい場合は、提携不動産会社数が多い一括査定サイトも選択肢の一つです。
本記事ではさまざまな視点から不動産一括査定サイトを比較したり、ランキングで紹介したりしています。売却する不動産の特性を見極め、本記事で紹介している一括査定サイトの特徴と照らし合わせて選んでみてください。
Q.不動産売却の一括査定サイトを利用するデメリットは?
不動産一括査定サイトを利用すると複数の不動産会社に査定依頼を出すため、複数の不動産会社から営業電話がかかってくる可能性があります。ただし一括査定サイトの多くは、苦情の多い不動産会社は排除する仕組みを設けています。